布団ができるまで
布団職人が1枚1枚心を込め、
角真綿を使い最高級の真綿布団を製作
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繭中綿2kgの掛け布団をつくるのに繭が7,000個から8,000個必要です。
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繭煮繭に含まれるセリシンを取り除く(8割ほど)ために大釜に繭玉を入れた麻袋を2~3袋入れ精練剤(重曹)を加えた水で3時間煮ます。
セリシンを取り除くことで繭が柔らかく風合いのある肌触りに仕上がります。 - 3
すすぎ3時間煮た繭を冷水でアク抜きし、じっくり水に晒します。
- 4
繭ちぎり固まっている繭を一つずつ切り離します。
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繭剥き繭を広げて裏返しにして中の蛹を取り除き、厚さにムラができないように引き延ばした真綿を順次ゲバと呼ばれる木枠に重ねていきます。4枚重ねで1枚の角真綿になります。一日中正座しての大変な作業です。
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乾燥脱水機にかけた後屋内で竹竿に吊るしじっくり乾燥させます。
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結束角真綿1枚につき繭約24個。1枚の重さ約8g。
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手引き角真綿を1枚づつムラなく均一になるよう引き延ばします。2人で息を合わせ1枚1枚丹精込めて丁寧に手引いていきます。
中綿2kgの真綿ふとんで、1日に2枚から3枚ほどしかできません。 - 9
仕上のりつけ真綿の吹き出しを防ぐためのりづけをします。
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仕上乾燥2日間ゆっくり乾燥させます。
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仕上側生地側生地をつけていきます。
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完成純国産近江真綿布団の出来上がりです。
琵琶湖の畔で育まれた温もりの手仕事「近江真綿」。
江戸時代中期より守り続けられた技術は、今でもその手法はほとんど変わっていません。それは熟練した職人の高い技術により昔から伝わる製法でしか作ることができないからです。詳しくは、動画をご覧ください。
漂白剤などの薬品を一切使わず無農薬で育った上質な最高級国産繭(愛媛県大洲市産)だけを使い純国産近江角真綿を作ります。
1枚の角真綿を作るのにおよそ24個の繭が必要です。
中綿2kgの掛け布団をつくるのに繭が7,000個から8,000個必要になります。また、手引きは、約1,200回程行います。全て手作りになりますので、ご注文をお受けしてから7日から10日お時間を頂戴致します。